共有持ち分が競売になったら・・・?

このコラムの要点

最近、競売入札情報をみていると、共有持ち分のうちの一方が競売にかけられてしまっているのを見たりします。 共有持ち分の競売とは、たとえば、Aさん、Bさんの二人で所有する不動産にAさんの持ち分だけが競売...

最近、競売入札情報をみていると、共有持ち分のうちの一方が競売にかけられてしまっているのを見たりします。
共有持ち分の競売とは、たとえば、Aさん、Bさんの二人で所有する不動産にAさんの持ち分だけが競売にかけられるということです。
ですので、競売によって落札する全く赤の他人のCさんと元所有のBさんが一緒に共有するということになるのです。

赤の他人同士が一緒に住むわけもいかないし、本当に落札する人っているのかな・・・?
と思われませんか。

確かに共有持ち分の不動産の競売に参加する人はとても少なく、その価値も非常に低いです。
しかし、あえてそこに参加し、ビジネス的なメリットをだすこと得意とするその筋の会社もあるのです。

その会社が共有持ち分物件を落札すると、不動産の共有者の一人に話しを持ちかけます。
持ち分を売ってくれないか、あるいは買ってくれないかという話しです。
そんな簡単には話しは進まないものですが、それもわかってのことです。
しかし、ほとんどケースは時間はかかっても、落札業者の手中によって話しは決着されていきます。

しかし、それでも話しがまとまらないとどうなるのか・・・。

そうなれば「共有物分割請求」という法律上の手続きによって、裁判所の判断にゆだねられます。
ゆだられると言っても、分割することのできない不動産であれば、競売にしてお金に換えるだけです。
このようにして、共有物を強制的に解決していくことになるのです。

しかし、この裁判上の手続きができるのは、それなりに費用を持ちあわせていなければなりません。

ある意味、こういった費用を捻出できる人しか、中立的な対場の裁判所に委ねることができないわけです。
大抵の場合は、ここまで発展することなく、落札業者の筋書き通りに事が進むようになっているのです。

共有持ち分競売は非常に複雑でややこしい話しになってしまうものです。
そうなる前の解決手段として、任意売却があります。
ご不明、ご不安に思われる方がいましたら当社までご相談ください。

このお悩み解決コラムの著者

烏丸リアルマネジメント株式会社
代表取締役
矢田 倫基

宅地建物取引士
任意売却コンサルタント

1974年生まれ 大阪府出身
近畿大学 理工学部 卒業

大手ゼネコンにて技術者として従事したのち心機一転、不動産業界へ転職。不動産コンサルティング会社在職中に偶然知った「任意売却」こそ「自分が一生を賭けてやるべき仕事」と直感、一念発起し退職。アポなしで任意売却の専門会社に飛び込み門前払いされるも諦めず、半年間手紙で熱意を伝え続けた末に採用される。真摯に任意売却と向き合い懸命に努力した結果、実績が認められて代表取締役へ就任したものの、独立。日本で初となる法律業務も扱う任意売却専門会社「烏丸リアルマネジメント」を設立し、現在に至る。
金融機関や士業者からの信頼が厚く、任意売却の専門家として全国各地で講演も行う。数多くの住宅ローン困窮者を救ってきた面談は「心のカウンセリング」と呼ばれ、関西圏のみならず全国から相談者が後を絶たない。
『幻冬舎ゴールドオンライン』、『マイベストプロ京都』にてコラム執筆中。著書に『住宅ローンが払えなくなったら読む本』(幻冬社)がある。

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