競売になると近隣住民や周りの人に知られてしまうのですか?

知られてしまう可能性はあります。競売の申し立てがされると、裁判所により住所や氏名が一般公開されるからです。また、競売の入札に近づくと競売情報誌やインターネットへも掲載されるので、知られてしまう可能性はさらに高くなります。

知られてしまう可能性はあります。競売の入札に近づけば近づくほど、知れ渡る確率は高くなります。

下図は、競売の申し立てがされてから入札へ至るまでの流れを示すものです。この図において①と②に注目してみます。

①配当要求公告

競売の申し立てがされると、裁判所の掲示板に「配当要求公告」という形で住所や氏名が一般公開されます。任意売却を勧誘する怪しげな訪問業者や貸金業者が自宅を訪れたり、類する郵便物などが急に増えはじめ、生活状況に異変を感じられるようになります。

ごく稀にそうした異変に気付く近隣住民の方もいらっしゃるものの、この段階で競売になってしまったことが広く知られてしまうことはありません。

②競売情報誌やインターネットへの掲載

競売になってしまったことが一気に広まり、知られてしまう可能性が高くなるのがこの段階です。裁判所は競売の入札に向けてその参加者を募るために、競売情報誌やインターネットに物件情報を掲載します。それを見た競売参加者は物件を見に行ったり、時には近隣住民に聞き取り調査などを行ったりするため、近隣住民に競売になっていることが知られてしまうのです。

この回答の著者

烏丸リアルマネジメント株式会社
代表取締役
矢田 倫基

宅地建物取引士
任意売却コンサルタント

1974年生まれ 大阪府出身
近畿大学 理工学部 卒業

大手ゼネコンにて技術者として従事したのち心機一転、不動産業界へ転職。不動産コンサルティング会社在職中に偶然知った「任意売却」こそ「自分が一生を賭けてやるべき仕事」と直感、一念発起し退職。アポなしで任意売却の専門会社に飛び込み門前払いされるも諦めず、半年間手紙で熱意を伝え続けた末に採用される。真摯に任意売却と向き合い懸命に努力した結果、実績が認められて代表取締役へ就任したものの、独立。日本で初となる法律業務も扱う任意売却専門会社「烏丸リアルマネジメント」を設立し、現在に至る。
金融機関や士業者からの信頼が厚く、任意売却の専門家として全国各地で講演も行う。数多くの住宅ローン困窮者を救ってきた面談は「心のカウンセリング」と呼ばれ、関西圏のみならず全国から相談者が後を絶たない。
『幻冬舎ゴールドオンライン』、『マイベストプロ京都』にてコラム執筆中。著書に『住宅ローンが払えなくなったら読む本』(幻冬社)がある。

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