- 競売になると近隣に知れ渡ってしまうのですか?
知られてしまう可能性はあります。
特に、競売の入札に近づけば近づくほど、近隣に知れ渡る確率は高くなります。
競売の申し立てがされると、以下のスケジュールで入札が行われるのですが、情報が拡散されるタイミングは、主に①と②の時期になります。
①配当要求公告
競売の申し立てがされると、裁判所の掲示板に「配当要求公告」という形で、住所や氏名が一般公開されてしまいます。
これにより任意売却をしないかと歩み寄る怪しげな訪問業者が自宅に訪れたり、郵便物なども急に増えだし、生活状況に異変を感じるようになります。
ごく稀にその異変に気付く近隣住民の方もいますが、一般的にこの段階で競売になってしまったことが広く拡散されてしまうことはありません。
②競売情報誌やインターネットの掲載
競売になってしまったことが一気に広まるのがこの段階です。
裁判所は競売の入札に向けてその参加者を募るために、競売情報誌やインターネットに物件情報を掲載します。
それを見た競売参加者は物件を見に行ったり、時には近隣住民に聞き取り調査なども行うため、近隣住民に競売になっていることが知られてしまいます。